SEO上重要視されているタグの1つである、h1タグ。
h1タグは大見出しの役割を果たしており、ユーザー・クローラーと共にが「このページはどういったページなのか?」といったページを簡潔に分かりやすく伝える為のタグですが、
良くこんな話を良く耳にしないでしょうか?
「h1タグにはテキストで各ページ固有の内容で設定してください!」
「h1タグにはキーワードを含めてください!」
結論からいえば、上記とも正しい意見ですし、可能であれば対応する方がいいでしょう。
が、必ずそうしなければいけない訳では無いですし、
画像やロゴに設定してはいけないのか?という訳でもありません。
じゃあどうすりゃええねん!はっきりせんかい!という突っ込みが入る前に
h1タグを画像やロゴに設置する際の注意点や、正しい使い方についてご紹介します!
h1はテキストで設置するのがベストなのはベスト
冒頭でもお伝えしている通り、h1タグは大見出しの役割を果たします。
その為、h1タグに記述する内容としては、そのページの内容が簡潔に分かる内容で記述するのがベストプラクティスです。テキストで設置する場合は、自由にh1タグの内容を記述出来る為、そのページのテーマ、いわばキーワードを自然に含めることができ、各ページ固有の内容で設定することもできますし、結果としてh1タグをユーザーにとって分かりやすい内容で記述できます。
ですが、画像やロゴの場合はあくまでそのイメージ内容に沿った内容でaltタグに代替テキストとして記述しなければいけません。altタグに画像とあまりにも違う内容を記述した場合、
Googleにスパム扱いとして認識されてしまう可能性があります。
※スパムの詳細についてはまた別記事を作成してご紹介します。あしからず。
記述出来る内容に制限がかかってしまう為、
画像やロゴに設置しているh1タグがページの内容と合っていない場合、
ユーザーやクローラーに対して大見出しの役割を果たしていないとも言えます。
内容が沿っていれば特にテキストであろうが画像であろうがなんだろうが
何も気にする問題はないのですが、そうでない場合は
h1タグを画像やロゴに設置している方はaltタグの設定に注意が必要だと言えますね。
h1タグを変更する手間と労力を考える
h1タグを現在画像やロゴに設置しており、それをプレーンテキストに全て修正する!
となった場合、サイトの規模にもよりますが、相当な手間と労力が発生すると考えられます。
h1タグのみを全てプレーンテキストに修正して、各ページ固有の内容で記述してキーワードも含めて~、、といった対策を行い、順位が劇的に上昇したケースは少なくとも僕は見たことがありません。もちろん、正しく記述していれば間違いなくプラス要素にはなります。
今のSEOで一番重要視されているのは、コンテンツです。
数時間で各ページのh1タグを画像やロゴからプレーンテキストに変更出来るのであれば対応した方が良いと思いますが、膨大な時間がかかり尚且修正するのに費用が発生するとなると、
その時間をかけて、ページ内のコンテンツを見直す方がよっぽど順位に大きな影響を
与えてくれるでしょう。サイトリニューアルのタイミングなど、機会がある際に
対応するのが良いと思います。但し、今画像やロゴにh1タグを記述していて、全くイメージの内容と関係無い内容を記述している場合は、優先して対応してください。
画像やロゴにh1タグを設置する際はaltタグに注意!
「h1タグにキーワードを含めてください!」
恐らく、殆どのSEO業者がそう言うのでは無いでしょうか?
が、これをただただ画像やロゴなど関係なく、
キーワードを含めればいいと勘違いしてしまった企業の方々の
h1タグを見ると、中には悲惨になっているサイトも見受けられます。
例えば、国内最大級の美容院検索・予約サイトであるホットペッパービューティー
のロゴ画像は
出展:株式会社リクルート
こちらですが、あなたなら上記のaltタグはどういった内容を記述しますか?
「alt=”HOT PEPPER BEAUTY”」
もしくは
「alt=”HOT PEPPER BEAUTY PRODUCED BY RECRUIT」
と記述するのが正解ですね。
で、ホットペッパービューティーは美容院検索・予約サイト。
SEOで対策するとすれば
「美容院 予約」
などのキーワードになるかと思います。
仮にこのロゴ画像にh1タグを設定していて、
キーワードを含めてください!といった言葉をそのまま捉えて記述した場合、
「alt=”美容院の予約・検索ならHOT PEPPER BEAUTY”」
のような感じになってしまいます。
確かに、サイトの内容としては間違いないかも知れませんが、
明らかに画像の内容と異なってしまいます。
ユーザーからすれば違和感ないかもしれませんが
(ソースコード見ないとわからないんですけど)
クローラーからすれば、
「ん?この画像のどこに美容院とか予約とか入っとるんや?」
「お前嘘付いとるやろ!制裁!」
となる可能性もゼロではありません。(実際はこんなんじゃないですよ)
この場合、素直にキーワードも何も考えず画像に記載されている
altタグの内容を記述してください。そして、そういった細かい部分を見ていない
SEO業者などいれば、その人がちゃんとサイトを見てくれているのかどうかも
疑ってください。笑
h1タグが重複してしまうのはやむ無し
もし、h1タグを各ページ共通のロゴ画像に設定している場合、
全ページでh1タグが重複してしまう可能性が考えられます。
Wordpressで記事を書いている方であれば、テーマで自動的に
記事の見出しがh1タグに設定されていたりするので特に気にすることはありませんが、
企業サイトなどであれば、h1タグが重複している方がむしろ殆どだと思います。
その場合、画像が共通なのであれば、ページに沿って画像に設定されている
altタグの内容を変更するのでは無く、内容が問題ないのであれば
重複していてもそのままにしてもらって構いません。
それだけで順位が下がったりペナルティが来たりなんてことはありませんし、
むしろ、altタグと画像の内容が異なってしまうことに問題が生じてしまいます。
まとめ
- h1タグはテキストで設置可能なのであれば、それが理想だが無理して画像から変える必要はない。
- 労力がかからず費用もかからないのであれば、全ページ固有のテキストに変更するのが理想。
- ロゴ画像に設置しており、全ページ重複している場合、無理にaltを変更して不自然な内容にしないように注意。
- 画像に設置されている、全ページ重複しているからといって、順位が下がったりペナルティを受けることは無い。
上記の点を踏まえ、画像に設定されているh1タグについて最適化しましょう。