タイトル

SEOに最適なタイトルタグの考え方はこれ!KW・文字数・書き換えのルールについて理解しよう!

タイトルタグ

タイトルタグ
SEO対策について学ぶ際、まず初めに通る関門といってもいいタイトルタグ。

タイトルタグは非常に重要な要素であり、内容を検索エンジンに対して
適切に設定することにより、検索エンジンからの評価が向上するだけではなく、
ユーザーに対してそのページのコンテンツ内容を簡潔に伝えることができます。

今でこそタイトルタグの効果は昔と比べて落ちてしまっていますが、
昔であればタイトルタグ内に対策KWを記述するだけで、
検索クエリにもよりますが順位が20~30位程度簡単に上がる時代もありました。

そんなSEOにおいて重要な要素であるタイトルタグであるからこそ、
何も考えずに闇雲に設定してしまうのはNGです。対策KWを記述し、
文字数のルールを守ることにより、
検索エンジンから正しく評価してもらえるようになります。

タイトルタグの表示箇所とルール

そもそもタイトルタグは設定した場合どこに反映されるかですが、
下記の赤枠内に表示されます。

titletag

Googleの検索エンジンの場合になりますが、他の検索エンジンでも同様です。

HTMLのソースコード上では、本ページを例に挙げると

<title>KWは?文字数は?SEO対策におけるtitleタグのルール</title>

上記のように、

<title>ここにタイトルタグの内容を記述</title>

<title></title>の間に内容を記述することによって、検索エンジンに反映されます。

タイトルタグに記述する文字数

タイトルタグに記述する文字数ですが、長くても
“30~32文字以内”
で記述するようにしましょう。
※厳密にいえばバイト数ですが、基本的には上記のルールを守って頂ければ大丈夫です。

30~32文字以内に記述する理由ですが、あまりにも文字数が長いと記述した
タイトルタグの内容が検索エンジン上で内容が途切れて表示されたり、
タイトルタグが書き換えられて表示されるケースがあります。

途切れて表示されるケースとしては、
タイトルタグの末尾が「…」と省略されるのが一般的です。

titletagの途切れる例

書き換えられるケースは、検索エンジンの表示域に収まるように
検索エンジンが自動的にホームページの記載されている内容などを基に、
記述されているタイトルタグの内容とは別の内容に書き換えてしまうのです。

もし上記のケースが発生した場合、共通する問題点としては

“ユーザーがどのようなページかが分かり辛くなってしまう”

ことが予想されます。

ユーザーは、検索したKWから検索エンジン上に表示される僅かな情報を基に
ホームページをクリックします。しかし、本来ユーザーに対して
訴求したい内容がタイトルタグの省略や書き換えられることにより
正しく訴求出来なかった場合、ホームページのクリック率に悪影響を与えてしまうでしょう。ディスクリプションに関しても同じことが言えます。

例え対策したいKWが検索結果の上位に表示されても、
ユーザーにクリックされなければ意味がありません。ユーザーに対して明確に内容を訴求することにより、タイトルタグの効果が発揮されると言えるでしょう。

★Check Point

  1. タイトルタグは30~32文字以内に収めるようにする。
  2. 文字数が長すぎると「…」と省略されることがある。
  3. 明確に内容を伝えることが大切。

タイトルタグにKWを記述しよう

SEO対策において、タイトルタグにKWを記述することは必要不可欠です。
もしKWを記述しない場合、対策したいKWの順位に大きな影響を及ぼしてしまいます。

例えば、
美容院のサイトを運営していてホームページが検索エンジン上に表示されるとします。
その場合、「美容院」のKWが含まれなかった場合どうなるでしょうか?

1:店名だけタイトルタグに記載されているパターン
“yajiyajibeauty”

2:「美容院」のKWが記載されているパターン
“枚方市駅徒歩2分の美容院・美容室 | yajiyajibeauty”

お分かりでしょうか。(枚方市はyajiの地元です。どーでもええか)

1のケースでは、ユーザーは店名だけでは美容院と判断できず、
クリックされない可能性が考えられ、それは検索エンジンにおいても同様のことがいえます。
検索エンジンは美容院のサイトだと判断する為のタイトルタグという
大きな手掛かりがなくなってしまう事により、
結果として現状のGoogleの指標である
「ユーザー目線」でのサイト構築が出来ていないとなる為、
順位に影響を及ぼしてしまうのです。

2のケースでは、「美容院」「美容室」といったKWを含めながら、
地域のKWである「枚方」を記述することにより、枚方市にお住まいの方に焦点をあて、
「枚方 美容院」「枚方 美容室」といったKWを意識したタイトルタグとなっています。
ユーザーからすれば、一目で「あぁ枚方の美容院のサイトなんだなぁ」と判断できます。
プラスアルファとして、徒歩2分をアピールすることにより、
駅近の美容院だと訴求することも出来ます。

「ユーザーにとって知ってほしい情報は何なのか?」
「ユーザーにとってタイトルタグの中身で伝えたい情報は何なのか?」

これらを踏まえ、SEO対策を行いたいKWをタイトルタグに記述する必要があると言えます。

★Check Point

  1. SEO対策したいKWを必ずタイトルタグに含める。
  2. 対策したいKWにプラスアルファを加え、より分かりやすく。
  3. ユーザー目線を大切に。

タイトルタグのKWの詰め込みすぎに注意!

私が実際に携わってきたサイトの中で、よくあるご相談として

「今〇〇のKWで順位が付いているページがトップページだけど、ここに〇〇のKWも今ニーズがあるから対策したい。なので、タイトルタグを新しくこのKWを入れて考えてほしい。」

といった声をよくお聞きします。

確かに、SEO対策においてタイトルタグに様々なKWを記述して対策を行い、
サイト全体の流入を増やすという考えは間違いではありません。
しかし、何も考えずに順位を上げたいという理由だけでKWを記述するのは
基本的にはNGです。

極端な例を挙げてみます。
「美容院」に関連するKWであれば、

  • 「カット」
  • 「カラー」
  • 「シャンプー」
  • 「トリートメント」
  • 「エクステ」
  • 「パーマ」
  • 「ヘッドスパ」

なんかが挙げられますね。
じゃあ、これらのKWで順位を上げたいから全部1つのページに記述しよう!となった場合、

“枚方の美容院でカット・カラー・シャンプー・トリートメント・
エクステ・パーマ・ヘッドスパならyajiyajibeauty”

はい、カオスです。まぁ百歩譲って色々取り扱っている美容院なのか~と
意味は伝わりますが、この美容院の魅力とか推しって何なんだろ?と
検索ユーザーはなるはずです。
それに文字数も50文字を超えてしまっていて、確実に検索結果上で途切れてしまいます。

それに、KWを詰め込みすぎた場合、そのページがKWの内容に伴っていなければ、
ユーザーは自分が求めている内容と違うと判断してしまい、
仮にクリックされたとしてもそのまま直帰してしまう可能性も考えられます。

KWを詰め込み過ぎる場合、それに伴ったページ構成も考えなければいけないですし、
内容がごちゃごちゃしてしまい過ぎると、ユーザーにとって好ましくありません。
文字数やページ内容も考えると、1ページに対してタイトルタグに記述するKWは
テーマ性に逸れにくい2~3KWが望ましいと考えられます。
不自然でなければ、それ以上のKWを記述しても大丈夫ですが、
その際はタイトルタグの内容が自然になるように意識して作成しましょう。

ユーザーの事を考え、1ページに集約し過ぎずにKWに沿ったテーマ性の
高いページを作り上げ、そこに適切にタイトルタグにKWを記述していきましょう。
上記のKWであればカテゴリがマッチするKW毎に分けて
(カット、パーマ、カラーなどの定番メニュー、シャンプーとトリートメントなどで分ける)
ページを作るのが理想ですね。

★Check Point

  1. 順位を上げたいという理由だけでKWを詰め込み過ぎない。
  2. 1ページにキーワードを集約しすぎず、対策に適したページを作る。
  3. タイトルタグに記述するKWは2~3個が理想。

伝えたい情報は可能な限りタイトルタグの左側に記述しよう

タイトルタグの内容を実際に考える場合、KWの入れ方や文字数のルールなど、
細かな部分を詰めて考えていく必要があります。いざ考えてみると、
文字数が32文字を超えてしまったり・・・。というのはよくある事です。
じゃあ、さっき言っていた文字数についてのルールはどうなるの?となってしまいますが、yajiの考えとしては、

“伝えたい情報は可能な限り左側に記述し、タイトルタグの途切れてもいい部分を把握する”

です。

??となってしまう方もいると思うので、詳細を説明します。
例えば、企業名が15文字程度の企業様の場合、よくあるタイトルタグの考え方として、

“費用対効果抜群のSEO対策! | 株式会社yajiyajiSEO”

といったタイトルタグを良く見かけます。
(因みに↑みたいなタイトルタグの会社は大体外部リンクメインのブラックハットでしょう)
「|」パイプでページの説明文と企業名を区切るパターンですね。
上記のタイトルタグは現状30文字程度です。

この場合、KWとページの内容を考える部分は「|」の前となり、企業名が15文字である為、30~32文字以内のルールを守るとなると、実質15文字程度のスペースしか無い状態です。
これでは、伝えられる情報も限りが出てしまいます。

「このページの魅力を伝える為には、15文字程度じゃ足りない!」といった場合、
もしタイトルタグが途切れても大丈夫なように、ページの情報として
絶対に伝えたい情報をタイトルタグの左側に記述することにより、
例えタイトルタグが途切れたとしても左側の情報は文字数が長すぎるケースを除いて
検索エンジンに表示させることは可能です。

仮に上記のタイトルタグが6文字程度途切れてしまった場合、

“費用対効果抜群のSEO対策! | 株式会社yajiy…”

となる為、伝えたい情報は途切れずに伝えることが出来るのです。
もちろん、人間は文字を左から右に読むので、
これも踏まえて可能な限り左側に設置するのがベストだと言えるのです。

が、「社名途切れてるやんけ!そこ分かってもらわな意味ないんじゃ!」と
突っ込みが入ると思うのですが、ディスクリプションタグの中に社名を表記すれば、
タイトルタグのちょっとした代替えにはなります。(順位には影響しませんが、、)
ディスクリプションタグはタイトルタグに記述しきれない内容を補足する役割としても
使えますので、セットで考える方がyaji的にはベストかなと思っています。

ディスクリプションタグの情報はこちらへ

 

★Check Point

  1. 伝えたい情報はタイトルタグの左側に記述する。
  2. タイトルタグの情報の補足はディスクリプションで補う。

タイトルタグの重複と書き換えについて

企業様のSEO対策を担当している中で、よく見かけたのがタイトルタグの重複です。
重複というのは、内容が被っていることを指していて、
トップページやメインページ(グローバルナビなどのページ)
はオリジナルのタイトルタグが記述されているケースが多いですが、
下層ページのタイトルタグの内容が重複しているケースが比較的多く見受けられました。

タイトルタグの重複がページの中で多く存在していた場合、デメリットしかありません。
過去の話となりますが、全ページタイトルタグの内容が重複しているサイトがあり、
タイトルタグの内容を検索結果上で調べたところ、各ページタイトルタグの内容が
書き換えられてしまっているケースがありました。

先ほどお話したように、内容が書き換えられてしまった場合、
検索エンジン上で記述したタイトルタグの内容が正しく反映されていない状態となり、
ユーザーに対して満足に訴求することができず、
結果としてクリック率の低下にも繋がりかねません。

また、クリック率の低下だけでは無く、タイトルタグの重複は検索エンジンから
低品質なページだと判断されてしまう可能性があります。

シンプルに考えると、
Googleはユーザーが使いやすい検索エンジン、及び多種多様な検索結果を
ユーザーに提供しようとしています。
その中で、タイトルタグという重要なシグナルの内容が重複していた場合、
検索結果に反映される内容が同一となり、ユーザーの満足度を下げてしまう事にもなります。

それに、Googleが提供している公式ツールである、
「Google Search Console」上の項目で「HTMLの改善」という項目があるのですが、
内容が重複していた場合、
「タイトルタグの重複」として、対象のページが表示されてしまいます。
公式ツールからアラートが流されるぐらいですから、それだけ重要視していると
捉えることが出来ます。

タイトルタグが重複しているページは上記のHTMLの改善からCSV、及びスプレッドシートで
リストをダウンロード出来る為、そのリストを基にタイトルタグが重複しているページを
修正していきましょう。

★Check Point

  1. タイトルタグの内容は各ページ固有に記述する。
  2. タイトルタグの重複はGoogle Search Consoleから確認。
  3. 重複があまりにも酷いと検索エンジン上で書き換えられることも。

有名サイトを例にタイトルタグを考察

とまぁ、タイトルタグの文字数やKWなどルールについて簡単におさらいしましたが、
概念的なものだけを伝えても分かりづらいですし、実際のサイトを例に挙げて
タイトルタグについて説明していきます。

LIFULL HOMESの場合

サイトURL:http://www.homes.co.jp/
不動産・住宅情報サイトとして大手のLIFULL HOMES。
細部までSEO対策が行き届いており、サイトのジャンル問わず見本となるサイトです。
記述されているタイトルタグに関しては、下記となります。

“不動産・賃貸・住宅情報(マンション・一戸建て)ならLIFULL HOME&#039;S【ライフルホームズ】”

不動産・住宅情報サイトであることから、業界でメインキーワードとなる、

  • 「不動産」
  • 「賃貸」
  • 「住宅」
  • 「マンション」
  • 「一戸建て」

を意識したタイトルタグとなっています。
文字数に関しては44文字となっており、30~32文字をオーバーしている為、
検索結果から
“不動産・賃貸・住宅情報(マンション・一戸建て)ならLIFULL HOME’S …”
と途切れて表示されていますが、ディスクリプションの文章の冒頭に
“日本最大級の不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)。”
と記述されている為、途切れている企業名を表示させ、補足している内容となっています。
ちなみに「&#039;」はアポストロフィーの事ですね。

ツールを使って確認しよう

タイトルタグを考えるにあたって、念の為ツールも使いながら考えることにより、
記述ミスなどを防ぐことが出来ます。といっても、あくまでツールなので最終チェックは
検索エンジンに反映されたタイトルタグの内容を確認するしかありませんが、
使わないよりかは使う方がマシかなと、、今回は2つツールをご紹介します。

Google SERP Snippet Optimization Tool

This tool replicates the appearance of a snippet in Google SERPs, which allows SEOs to optimize a page title and description for maximum click-through rate.

実際にタイトルタグがどのように検索結果に反映されるかを表示してくれるツールです。
title、description、URLの項目を記入するだけでOKです。
確認といいますか、反映された際のイメージの為に使う。のが良いと思います。

Number of characters counter

文字数(バイト数)をカウント(チェック)するツール。字数、バイト数(全角2バイト・半角1バイト・改行2バイト)、改行・空白を除いた文字数など幅広い条件で文字数をカ…

文字数をバイト数までカウントして計算してくれます。
空白のスペースに文字を記入して、「カウント」の項目をクリックするだけでOKです。

タイトルタグのまとめ

タイトルタグについてまとめると、、

  1. 文字数は30~32文字以内に可能な限り抑える。
  2. 30~32文字以上を超える場合、途切れる範囲を把握して内容を考える。
  3. KWを詰め込み過ぎない。理想は2~3KWまででシンプルに。
  4. 伝えたい情報は出来るだけタイトルタグの左側に記述する。
  5. ページ毎に内容が重複しないようにする。
  6. ユーザーの事を意識すれば、最終的には自然なタイトルタグになる。

上記の6つを意識して作成すれば、理想的なタイトルタグが完成するはずです。
検索エンジンだけを意識するのでは無く、

“自分がユーザーであればどんなタイトルをクリックしたくなるか”

これを意識して、タイトルタグの作成に励んでください。
そして、意識してタイトルタグを作成して効果が出なかったといって諦めるのでは無く、
検証を行い、理想的なタイトルタグが完成するまでは試行錯誤を繰り返しましょう。