ディスクリプション

クリック率にも検索順位にも影響!?SEO対策に必須なmeta descriptionの効果的な書き方や文字数について

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Googleなどの検索エンジンでは、自分が調べたクエリに対して内容に関連したサイトが
検索結果で一覧で表示されますが、数あるサイトの中でユーザーが
「どのサイトをクリックしようかな?」
と判断する際に、目印になるのが検索結果に反映されているタイトルとディスクリプションです。

ユーザーはこの2つの情報を主に用いてサイトをクリックしますが、もしその内容が
ユーザーにとって魅力的な内容では無かったり、適切にその内容が反映されていない場合、
サイトへの「クリック率」に大きな影響を与えてしまいます。

SEO対策は、対策したKWが上位に表示されたら終わり・・・。ではありません。
上位表示され、クリックされて流入に繋がることにより初めてその効果が得られます。

ディスクリプションは、タイトルとは違い記述出来る文字数の容量も多いことから、
1ページ1ページ固有に作成するのはなかなか大変な作業です。。
特に、大量のページ数を保有しているサイトでは、その内容が重複していたり、簡素に付けられていることが多く見受けられます。
が、これは機会損失を起こしているのも同然です。

今回は軽視している人も多いですが、実は重要な役割を果たしているディスクリプションの書き方や文字数のルールなど、SEO対策に最適な考え方をご紹介します。

ディスクリプションの基本

ディスクリプションは、ソースコード内にて
<meta name=”description” content=”ここに記述したテキストが反映されます。”>
上記の「meta description」と呼ばれるタグ内に記述することにより、
下記の画像の赤枠内に表示されます。

ディスクリプション

この赤枠内ですが、「スニペット」という名称があります。
ちなみに、有名なランキングと口コミサイトの
食べログのスニペットの場合、
こんな感じで「☆マーク」が表示されています。

通常のスニペットとは違い、
ちょっと豪華なスニペットの事を
「リッチスニペット」と呼びます。
(まんまやんけ)
リッチスニペットは構造化マークアップなどの
技術を用いる為、
また別記事でご紹介させていただきます。

このスニペット内に、
検索されたKWは太字で表示されます。
ユーザーが自分が検索したKWとマッチした
サイトを把握しやすいように、、
といった役割ですね。

★Check Point

  1. meta descriptionタグに記述した内容が検索結果に反映される。
  2. ディスクリプションが反映される箇所は、「スニペット」と呼ぶ。
  3. 検索されたKWは、スニペット内に太字で表示される。

ディスクリプションの文字数について

ディスクリプションは、タイトルタグと同様に検索結果で表示される
文字数に制限があります。
表示される文字数は最大でパソコン検索の場合は2017年現在、
“120文字程度”
であり、120文字を超えてしまうと検索結果上でディスクリプションの末尾が
「…」と省略されて表示されてしまいます。この点も、タイトルタグと全く同様ですね↓

肝心な伝えたい内容が省略されて表示された場合、
せっかくクリックしたくなる魅力的な内容を記述していても、
その内容をユーザーに伝えることが出来ません。

ちなみに、スマホ検索の場合は、
“60文字程度”
となります。スマホの方が表示域が狭い為、パソコン検索と比べて
より文字数のルールを気にかける必要があります。

上記のルールに基づいて内容を考えないといけないのですが、
だからといって内容が短すぎるのもNGです。
例えば、本記事内のディスクリプションタグの内容が、
「ディスクリプションについて紹介しちゃうよ!うぇい!」
こんな感じの内容だとしたら、ユーザーに対して何が伝えたいのか全くわかりません。
逆にインパクトがあってクリックされるかも知れませんが、
まぁ普通はクリックされないです。ちなみに上記の文字数は25文字です。

短すぎても伝わらないし、長すぎて伝えたい内容が省略されても本末転倒である為、
PC、スマホの文字数制限を考慮して作成を心掛けましょう。

★Check Point

  1. パソコン検索の場合は約120文字以内で表示される。
  2. スマホ検索の場合は約60文字以内で表示される。
  3. 上記の文字数を超えると「…」と省略して表示される。
  4. ディスクリプションの内容は短すぎても長すぎてもNG。

KWは左側に!情報もスマホを考慮して左側に!

そのページ内でSEO対策したいKWがある場合、
KWは出来るだけディスクリプション内の左側に記述するようにしましょう。
また、そのページ内でユーザーに伝えたい情報に関しても、
同様に左側に記述してください。

先ほどご説明したように、ユーザーが検索したKWは太字
スニペット内に表示されます。

description kw

↑の画像では、Googleで「タイトルタグ 文字数」で検索した結果です。「タイトルタグ」と「文字数」のテキストが太字になっていますよね?
この太字がポイントで、
太字になる=視認しやすい=クリックに繋がる
となりますよね。

もちろん左側に記述すれば、文章は左から読む為
それだけユーザーにとって判断がしやすくなります。

また、情報を左側に記述するもう一つの理由は、ディスクリプションの内容が
途切れるケースを考慮しての対策です。
せっかく考えたディスクリプションの内容が正確に反映されずユーザーに伝わらない場合、アピールポイントも満足に伝えられないですし、クリック率にも影響を与えてしまいますからね・・・。

 

★Check Point

  1. KWと伝えたい情報は左側に記述する。
  2. スマホの場合、60文字程度しか表示されない為要注意。

ディスクリプションの重複について

Google Search Consoleの機能に、「HTMLの改善」という項目があります。
この項目では、タイトルタグ・ディスクリプションタグに問題があるページを
一覧で表示してくれる機能です。

項目の中には、

  1. 重複するメタデータ
  2. 長いメタデータ
  3. 短いメタデータ

上記3つの項目が存在します。
長いメタデータ、短いメタデータはその名の通り、
長すぎるディスクリプション、短すぎるメタディスクリプションのページを
一覧で表示してくれます。

重複するメタデータも同じで、ディスクリプションの内容が重複している
ページが一覧で表示されます。

タイトルタグの記事でもお伝えしたのですが、
重複ページが大量に存在する場合、
最悪のケースとして
検索エンジンが勝手に内容を書き換えることがあります。
(厳密に言えば、検索するキーワードによって自動的に書き換えられたりするのですが、
また別記事でご紹介させていただきます)

yajiが見たのは2年前の話ですが、全ページのディスクリプションの内容が
重複しているサイトがあり、まぁ見事に書き換えられてました。
ディスクリプションの内容が、サイト上部に記載されている文言から
勝手に引用されたりしていました。グローバルナビやらh1やらの文言で、
まぁカオスなディスクリプションが出来上がります。
物好きな方しかクリックしないでしょう。

余談ですが、仮にmeta descriptionタグの内容を空白で記載した場合、
これもサイト上部に記載されている文言から勝手に引用されます。

重複は、ディスクリプションに限らずSEO対策をする上にあたって
何のメリットも生み出しません。デメリットだらけです。
各ページ固有の内容で記述するようにしてくださいね。

ディスクリプションは検索順位に影響する?しない?

ディスクリプションの内容は、一般的には検索順位に影響しないと言われています。
しかし、その話は本当なのか?という点にはyaji自身疑問に思っている部分があります。

直接的に検索順位に影響するかは私も検証不足なので立証出来ていない部分がありますが、
間接的には順位に影響するという考え方をするべきだとyajiは思っています。

バックリンクという観点で考えてみましょう。
サイトを運営していない方であれば、過去に無料のブログサービスなどで、
「このサイト普段から利用していておすすめです!」
といった感じで、他サイトへのリンクを設置した経験は無いでしょうか?
サイトを運営している方であれば、今はあまり見かけませんが
相互リンクなどで、他サイトへリンクを設置した経験があるのでは無いでしょうか?

Googleは、バックリンクを順位の要素を決定する事項(ランキングシグナルとも言います)
として使っています。

サイトの内容は、言わずとも人に見られなければ知られることもありません。
もし、ディスクリプションを簡素な内容で設定してしまった場合、
クリックされずに機会損失を起こすことになります。

クリックされるような、魅力的なディスクリプションタグを設定した場合、
その分多くのユーザーがサイトをクリックし、多くのユーザーの目に触れますよね?
もし、有名な会社などに取り上げれれば、そこから一気にバズって
バックリンクが一気に増えることも十分にあり得ます。

上記の点を考えると、サイトがユーザーに知れ渡れば知れ渡る程、
そのユーザーを介して他のユーザーにサイトを紹介することもあるでしょうし、
「多くの人に見られるサイト」
となり、結果的にバックリンクも増えて検索順位に影響を与えると
言えるのでは無いでしょうか?
あくまでyajiの意見である為、他にもこういう考え方もあるよー!
といった意見があれば教えて頂ければ喜びます!

ディスクリプションの効果的な書き方は?

「ディスクリプションの概念は理解したけど、
じゃあ効果的な書き方ってどうしたらいいの?」
と、今までの内容を見てくださった方は思っている事でしょう。

じゃあ実際に効果的な書き方についてなのですが、、

サイトによりけりなので、
一概にこうといえません。

お前職務放棄かと突っ込まれるかも知れませんが、ディスクリプションに限らず
ユーザーに伝える内容は、とにかく考え検証を繰り返すしか無いと考えています。
「一定の型」はありますが、
サイトのジャンルによって伝えられる内容にも制限がありますからね、、

例えば、外科医院のサイトの脂肪吸引のページで
「絶対痩せる!傷口も目立たない!脂肪吸引実績30年を誇るyajiyaji美容外科では、専門医による確かな施術を提供します!今なら初回利用の方であれば施術料金30%OFF!絶対お得!このチャンスを見逃すな!」

メルマガみたいなディスクリプションだったらどうでしょうか?
脂肪吸引をする人のイメージですが、やはり身体にメスを入れることから
施術による不安要素を解消して欲しいと思っている方が多いと考えられます。
特に、女性の方であれば尚更では無いでしょうか。
上記は
「実績30年」「専門医」「確かな技術」
といった不安要素を解消する文言も入っていますが、前後文が胡散臭すぎて
ユーザーからすれば全然不安要素は解消されないでしょう。

では、下記の場合、
「脂肪吸引の実績30年を誇るyajiyaji美容外科では、専門医による確かな施術を提供します。20代~50代まで年齢を問わず、患者様のお悩みに合わせた施術で部分痩せをサポートします。是非当院にご相談くださいませ。」

先ほどのディスクリプションよりかは、不安要素は解消されるのでは無いでしょうか?
「年齢を問わず」「患者様のお悩みに合わせた」
といった文言を付け加えることにより、
誰にでも安心して利用出来るように訴求しています。
こういった文言を付け加えることにより、
「実績30年」「専門医」「確かな技術」の文言も
重みが出てきます。

タイトルタグやhタグの見出しなども同様の事が言えますが、

・誰に対して伝えたいのか
→利用するターゲットは?20代?30代?男性?女性?何について悩んでいる人?
といったように細かく考える。
・自社の強みは何なのか
→競合サイトと似たようなディスクリプションでは上位のサイトに
クリックが集まってしまう為、競合サイトが書いていない文言、
つまり自社の強みを打ち出すことが重要となる。

この2つを徹底的に考えれば、サイトのジャンルを問わずに
効果的なディスクリプションの書き方が出来ると思います。

ディスクリプションタグのまとめ

ディスクリプションタグについてまとめると、、

  1. PC検索は120文字、スマホ検索は60文字を超えると
    途切れる検索結果で途切れて表示される可能性がある。
  2. ディスクリプションは短すぎるのも長すぎるのもNG。
  3. KWと伝えたい情報は左側に記述する。特にスマホ検索を考慮する。
  4. 重複と空白の記述は避ける。勝手に検索エンジンが
    記述内容を書き換えてしまうケースも。
  5. 間接的に検索順位に影響を与える可能性がある為、各ページ固有で
    適切な内容で記述する。
  6. 効果的なディスクリプションの書き方は、誰に対して伝えたいのかと自社の強みを打ち出すこと。

上記の6つを意識して作成することが大切です。
魅力的なディスクリプションタグを作成し、クリック率を上昇させ
サイトの流入に繋げていきましょう。